STRENGTH サン電子の歴史
History of サン電子
創業以来50年以上にわたり、製品・活動を通じて
社会と産業に貢献しています。
エレクトロニクス関連機器の製造・販売を目指し誕生
創業者である前田昌美氏は時代のエレクトロニクスへの変化を予見し、サン電子を創業しました。当初は一宮立石電気(現オムロン)の自動券売機を製造。受託生産により蓄積した経験と技術で、念願の自社製品の開発を開始。当初から挑戦の風土が奨励され、ユニークなオリジナル製品の開発を経て、LEDランプの採用等、先進的な取り組みを行ったパチンコホールの自動管理システムを開発に成功、SUNTACブランドが誕生しました。
業務用コーヒーマシン、全自動雀球システムの開発に続き、当時ブームになり始めていた業務用ビデオゲームを開発。後のゲーム事業やホールシステム事業につながる技術力の蓄積となりました。
愛知県江南市に本社ビルが完成、事業体制が確立し拡大へ
自社開発によるパソコン3号機「Rready-1」を米国の展示会に出展、続いて4号機「SUNTAC PC 5000」を開発。家庭用ゲームソフトやチップセット事業という新たな挑戦につながりました。
ゲームでは「いっき」など今でも愛されるゲームで大ヒットし、米国市場にも本格的に進出しました。パチンコ台に複雑な電子制御が求められるようになるなか、遊技機メーカーの新機種開発に参画、制御基板の設計からソフト開発までを請け負い、事業を確立していきました。
自社ブランドの確立、
業界初のシステムを開発・販売、営業拠点が全国に拡大
他社に先駆けノートパソコンを開発、インターネット時代を先取りする取り組みに挑戦しました。通信技術が進化し、モデムの高速化が進む中、OEM生産から自社ブランドへ切り替え、コンシューマー事業を立ち上げました。
業界初のネットワーク型ホールコンピュータシステムを開発、LAN方式の導入を機に全国に営業拠点を広げ、メンテナンスサービスにも対応できる体制を整えました。
JASDAQ市場に上場、Cellebrite社を子会社化し、
グループのグローバル展開加速
JASDAQに上場、CSRなどの取組みも積極的に行いました。事業では各携帯電話キャリア向けにゲームサイトを開設。FMトランスミッターやラジオ、MP3プレーヤーなど、個性豊かな製品群を世に送り出しました。ECサイト運営や電子署名サービスなど、インターネットを活用した様々なサービスを試みました。
また現在グループを大きく支えるイスラエルのCellebrite社をM&Aにより買収し、子会社化。グローバル展開が進みます。世界シェアNo.1の主力商品UFEDの販売も開始されました。
世界に向けた新たな取り組みに挑戦
新しい分野への挑戦は続き、VRの特性を活かした映像・ゲームコンテンツ、飲食業界初参入のO2Oソリューション、遠隔支援で企業の課題を解決するARグラスの開発と製品サービスの提供を始めました。
これまで取り組んできたIoT/M2M事業においても、従来のルータを中心とした販売モデルから、IoTソリューションビジネスモデルへの進化を目指した 進め、モバイル事業においてはUFEDが全世界においてシェアを拡大しました。
創業50周年を迎え、ビジネス基盤を世界に拡大
2020年以降も、新しい分野への挑戦を続け、革新的な技術を取り入れた製品・サービスの提供を継続しています。
さらに、M&Aを通じてグローバル展開に向けた体制を構築しています。
成長著しいマレーシア市場では、急成長中のEKTech社と連携し、顧客のニーズに応える商品づくりを共に進めています。データビジネスの推進としては、人工知能(AI)、情報セキュリティ、ヘルスケア技術の開発を進めており、技術シーズを持つ大学との共同研究を通じて、差別化された製品開発を行っています。