Mail Magazine
サン電子からの新製品やバージョンアップ情報や
お知らせなどの情報をお届け
3Gの終息と世代交代に備えて
いつも当社の配信メールをお読み頂き有難うございます。
最近は私の家の周りでも、夜に虫の鳴き声が聞こえてきたりして、ようやく少し秋らしくなってきました。みなさま、気温の変化で体調など崩されないようにしてくださいね。
今回は最近話題の3G回線サービス終了について、営業アシスタントの植木よりお届けします。
3Gと4G(LTE)
「3G」とは2000年代に登場した携帯網の通信方式の略称で、通信速度が最大3.6Mbpsと従来の通信速度(64kbps)から各段にアップしました。
通信速度という言葉からはイメージがつきにくいかもしれませんが、2Gで携帯からメールが打てるように、3Gでテレビ電話ができるようになったと言えば少しイメージが伝わりますでしょうか?
次に「4G(LTE)」ですが、こちらは2010年代に登場した携帯網の通信方式の略称で、通信速度が50Mbps~と高速になりました。(正確には3.9G…などの細かい話は今回抜きでお願いします)
これにより皆さんの今の生活にかかせないスマホで、SNSや動画をスムーズに閲覧できるようになったのです。
今や4G(LTE)がなかった頃が思い出せないくらいに私たちの生活に根付いていますね。
3G回線のサービス終了
3G回線のサービスに関しまして、KDDIは2022年、ソフトバンクは2024年、NTTドコモは2026年に終了とそれぞれ発表されています。
そんな中、IoT用途にも広く使われている3G回線の現場は、サービス終了後どうなっていくのでしょうか。
もちろん何らかの形で4G(LTE)に対応していかなければなりませんが、実際は現場機器の構成によって考え方や対処の方法が異なってきます。
IoT市場の機器構成 1
もし現時点で、お客様端末の上位側に3G回線用の端末(ルーターやゲートウェイ)を用いてIoT現場を運用中であれば、3Gのサービス終了迄に回線と端末を変えていかなければなりません。
サン電子には以下の4G(LTE)対応端末がございます。

NSXシリーズ:Linuxゲートウェイ
ルーター機能はもちろんのことお客様が開発したアプリケーションを搭載することができエッジコンピューティングに最適
RXシリーズ:VPNや冗長機能に長け、防犯カメラの映像配信や工場のリモートメンテナンスに最適
AXシリーズ:簡易ルーター機能搭載
さらにRS232C接続しモデムモード、プロコン通信モード等で旧来のシリアル通信方式を踏襲している現場に最適
それぞれの特徴をご覧いただけば、運用中の現場にどのシリーズが適しているかを想像していただくことは可能かと思います。
しかし中には次の2のような構成パターンもあります。
IoT市場の機器構成 2
お客様端末自体に3Gの通信モジュールが内蔵されていて、お客様端末から一気にモバイル網に出るパターンがあります。
比較的通信容量が少ないお客様端末に見られる仕組みです。

内蔵された3Gモジュールからモバイル網を通じてインターネットに出ているため、3Gのサービス終了とともにお客様端末は通信ができなくなる恐れがあります。
この場合、お客様端末ごと4G(LTE)版に変更しないといけないのでしょうか?
(割と最近まで普通に販売していたのに・・・)
AX220で解決
お客様端末ごと変更…となるとコストも時間も相当かかることが簡単に想像でき、3G回線の終了までに入れ替えることを考えると残り時間もあまり無いように思えます。
ですが、実はこのパターンのお客様端末、Etherポートを持っていて、光回線等を通じてインターネットに出られるように設計されているパターンが多いんです。
そのEtherポートからAX220を通じて、モバイル網からインターネットに出ることが可能です。

サン電子製品は高い信頼性(強固なハード、安定稼働可能なソフト等)からコストが高いと思われがちですが、AX220ならその信頼性を維持したままローコストでのご提供が可能です。
もちろん、お客様端末は入れ替えずにそのままご使用頂けます!
まずはお客様端末の仕様をご確認ください。
単純にネットに繋げるだけのお話であれば、ローコストで安定運用が可能なAX220での対応を選択肢に入れていただけませんか?
仕様や通信速度等、お客様端末としっかり検証いただくために、検証機をご用意することも可能です!
まずはご検討をお願いします。
関連URL
Roosterシリーズ
https://www.sun-denshi.co.jp/sc/product_service/router/
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地
富士ソフト秋葉原ビル11階
TEL:03-3525-8165 FAX:03-5289-7490
担当:営業部