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開発担当者からご紹介 新ソリューション「BlueXtender」
いつも当社の配信メールをお読み頂き有難うございます。
本日は久々に開発担当者から配信させていただきます。
今回は、開発中の新ソリューション「BlueXtender」※についてご紹介いたします。
※本ソリューション商用リリースは2022年3月を予定しており、2021年10月よりお貸出し用の評価キットをご用意しております。
いつもよりちょっとボリューム多めではございますが、その分読み応えのある内容となっておりますので、是非最後までお付き合いください。
何を解決するソリューションなの?
BlueXtenderは、サン電子製 おくだけセンサー リンク もしくは他社製の既存BLEセンサーを簡単に読み取り、クラウドのプラットフォームでセンサー値の見える化や帳票生成、センサー値により管理者や現場の担当者にアラートメールを発報することを可能とするソリューションです。
BlueXtenderの構成は下記のようになっています。
構成のミソはゲートウェイ(以下GW)であるBlueXtender CenterとBLEセンサーの間に、BLE通信とSub-GHz通信の両方が可能なBlueXtender Edgeを挟んでいることです。
この構成により、単にBLEセンサーの値を読むだけではなく、Sub-GHzによりBLE通信を延伸することが可能になっています。
Sub-GHz通信は920MHz帯の電波を利用しており、2.4GHz帯利用のBLEよりも大きな送信電力が利用可能で、電波が間にある遮蔽物を回り込む性質があるため、遠距離(見通し距離で500m以上)での安定した通信が可能になります。
またLTE通信を行うGW 1台に複数のBLEセンサーを収容できるため、通信費を削減することが可能です。
登場人物?のご紹介
■BLEセンサー
サン電子製のものでも他社製のものでも、仕様をご開示いただければ対応可能です。
出願中の特許により、GW上のBlueXtender用アプリ設定変更のみで、システムに影響なく新たなBLEセンサーに短期間で対応可能です。
※他社様のBLEセンサー(放射温度計)で仕様開示頂いてから、約1日でデータの取り込み、SunDMS Insightへのデータのアップロードおよび簡単なダッシュボードでの表示まで対応できた実績がございます。
■BlueXtender Edge(BLE/Sub-GHz中継器)
近距離無線通信のBLEと遠距離無線通信が可能な920MHz帯の両方の無線通信が可能な中継デバイスです。
当社開発の1Chip通信モジュールにより低消費電力で両無線の互いの干渉なく、BLE/Sub-GHzの中継をすることが可能です。
■BlueXtender Center(GW)
弊社Rooster NSXにBlueXtender用のアプリケーションをインストールしたGWです。
LTE通信で読み取ったセンサーデータをクラウドにデータを上げることが可能です。データ通信用のSIMも同梱を予定しております。
Roosterシリーズで長年培った、無人環境や遠隔で長期安定運用を可能とする自律接続維持機能(ASC:Automatic Stable Connection)等のノウハウはそのまま生かされており、安心してご利用いただけます。
■SunDMS Insight
新規に開発した、新たなサン電子IoTプラットフォームです。
プリセットの多種多様な美しいwidgetをほぼノンプログラムでダッシュボード上に配置して、作成いただくことが可能です。累計560社様(3万アカウント以上)でご使用いただき、ご好評をいただいている弊社デバイスマネージメントサービスSunDMSと同じアカウントでご使用になれます。
SunDMS Insightの外部連携機能により、将来的にはお客様の既存基幹サービスとの連携やAI/故障予知などバックエンドサービスとの連携も検討しております。
そもそもBLE搭載センサーはどれくらい使われてる?これからどうなる??
Bluetooth® SIGが発表した「2021 市場動向」によりますとIoT無線技術で最も使われているのはBluetoothで、累計130億台のIoTデバイスで使われているそうです。
センサーが含まれるデータ転送機器の年間出荷台数は2020年度実績で9.41億台で、今後も10%の年平均成長が見込まれ、2025年には年間出荷台数が14.6億台に達する予想となっています。
スマートフォンやタブレットで標準搭載されているという強みが大きく、今後もこれまで以上にニッチなセンサー含め、魅力的なBLEセンサーが市場に増えていくと考えられます。
なぜサン電子が開発するの?
サン電子ではBLEとSub-GHzの両無線に対応した、自社で設計した製低消費電力通信モジュールを3年以上前に開発し、電波法認証およびBluetooth SIG認証済デザインを取得しており、本モジュールを組み込んだBLE/Sub-GHzのそれぞれで商用製品開発/運用経験がございます。
また無線通信で肝要となる設置時のサイトサーベイツール提供による設置支援、障害時の遠隔保守等の経験を当社は豊富に有しております。
今後について
将来的に、GW上で動作する各センサーを制御するアプリケーションの基本的なフレームワークを内包したSDKを用意することを考えております。
これによりセンサーメーカ様自身が細かな制御を実行できるアプリケーションを開発可能とし、開発したアプリを当社のクラウド上のマーケットプレイスに登録/GWへ配信可能とし、売り上げのレベニューシェアができるような共創環境構築を目指しております。
最後までお読みいただきありがとうございます。
こういうサービスを作りたいので、このBLEセンサーに対応できないか?とりあえずデモ版を自分の環境で試したい!等のご相談は、お気軽に弊社営業までご連絡ください。
BLEセンサー対応可否については、当該センサーのGATT仕様(スマホアプリ作成に必要な情報と同じです)を開示いただければ、数営業日でご回答いたします。
お問合せ、お待ちしております。
関連URL
BlueXtender
https://www.sun-denshi.co.jp/sc/product_service/sensor/bluextender/
おくだけセンサー リンク
https://www.sun-denshi.co.jp/sc/product_service/sensor/okudake_lglk/
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