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GNSS、はじめました。|Rooster SE GNSS評価機貸し出し開始
いつも弊社のメールをご覧いただきありがとうございます。
Roosterラインナップで最小クラスのモバイルルータであるSE220にGNSS機能を搭載した評価機の貸し出しを開始しました。
この評価機ではGNSS機能を利用した位置情報データの取得を評価することができます。
「GNSS?位置情報といえばGPSではないか?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
今回は、GNSSとは何か、GPSとの違いは何かを紐解いていき、さらに評価機で何ができるのかについて詳しくご紹介したいと思います。
GPSはGNSSの一部
カーナビやスマートフォンで自分の位置情報を入手したり、目的地までの最適ルートを検索したりするのが日常となった現在、これらの機能にGPSが活用されていることは一般的になっています。
しかし、GPSという表記は実はアメリカが管理運用している衛星測位システムの名称なのです。
GPSの他にもロシアのGLONASS、EU(欧州委員会)のGalileo、中国のBeidou(→日本語表記で“北斗”)など世界各国で整備しており、
その総称をGNSS(Global Navigation Satellite System)といいます。
GPSとの違いは測位精度にあり
GPSで位置情報を調べるためには、GPSの衛星から発信される電波を受信する必要があります。
しかし、都心部や山間部では、ビルや山などに遮られて十分に受けられず、位置を調べることが困難な場合があります。
そのような場合でも、GNSSではGPSの衛星に加えて、GalileoやGLONASSなど、より多くの衛星測位システムを使うことで、
十分な数の衛星から電波を受け、位置を調べることができるようになります。
GPSとGNSSで取得した位置情報データの比較
多くの衛星から電波を受信することで測位精度が向上
国土地理院 言葉のミニ辞典 ~第19回 「GNSS(ジーエヌエスエス)」~より引用 URL:https://www.gsi.go.jp/common/000197676.pdf
GNSS評価機の紹介
GNSSへの理解が深まったところで、本題の評価機について紹介します。
評価機では従来のルータとしてのSE220の機能に加えGNSS機能を利用し位置情報のデータ取得を行うことができます。
位置情報の取得には直接SE220からEthernetにてデータを取得する方法と弊社クラウドサービス「SunDMS Insight」にアップロードされたデータを
遠隔からアクセスする方法の2種類が可能です。
SunDMS Insightでは、以下のようなことを見ることが可能です:
どのように見えるかは、貸出をご依頼いただき実際にご体験ください!
方法1:SE220からEthernetにてデータ取得する方法
方法2:弊社クラウドサービス「SunDMS Insight」にアップロードされたデータを遠隔からアクセスする方法
数量限定!いまならすぐ貸出可能です!
評価機にはSE本体とGNSS用のアンテナの他にモバイルバッテリーも一緒に貸出を行っております。
こちらはSE220の特長である耐振動※1を活かし、定点観測だけでなく、移動体に設置しての評価を行っていただくこともできます。
数量に限りがございますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせください。
また、本格導入に向けたトライアルを目的としておりますので、品質向上のためたくさんのご意見を頂きたいのでご協力をお願いいたします。
※1 耐振動規格「JIS D 1601-1995 3種‐A種(自動車部品振動試験規格)」「JIS E 4031:2013 区分1等級B(鉄道車両部品の振動・衝撃試験規格)」
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